長年、ファインケミカル業界で信頼を勝ち得てきた原動力は、最新の設備だけでなく、やはり当社の人材とそれぞれの想いです。このページでは、どのようなミッションに対して、どのような想いをこめてアプローチをしたか、一例をご紹介します。
技術開発部
品質管理課
私は品質管理課で、製品の評価から、製造設備の洗浄確認、原料の評価、製造工程内のサンプル評価まで各種の試験を行っています。
試験はそれぞれの目的に合わせて多数の最新の分析機器を使用していますが、分析機器の管理も重要な業務です。定期的に校正を行って、高い感度と精度を維持しています。
最先端の分野で使われる製品が多いため、お客さまから常に検出感度、試験精度の向上を求められています。お客様や開発課と相談しながら、評価方法のレベルアップを行っています。
こうして得られた評価データは品質管理専用ソフトで管理し異常を見落とすことはありません。
このように評価業務をはじめ機器の管理や評価方法の検討と多岐にわたる業務の中で、正確な信頼できる品質管理こそが最も重要なミッションです。
日々の小さな品質管理を積み重ねることが大切だと思っています。特に意識しているのは小さな変化を見落とさないよう、目でよく見て、耳でよく聞くことです。試料を見る際には状態、粘性、色調が普段と異なっていないこと、異物が混入していないことを確認しています。
分析機器を操作する時は流速、温度、圧力といったパラメーターが設定通りで普段と異なっていないことを確認しています。そして耳では分析機器から出る音に耳を傾けるように心がけています。
分析機器は日々の使用による消耗品類の劣化等により不具合や故障は避けられません。機器の不具合に気がつかなかった場合は評価データの正確性、信頼性の低下につながります。また機器の故障が長引くと評価納期の遅れにつながりお客様にご迷惑をおかけすることになってしまいます。
そのような事態に陥らないためにもよく見て、よく聞いています。
小さな変化を見落とさない日々の積み重ねこそが、高い品質管理へつながります。
今後の目標は知識と経験を日々積み重ね、測定技術を向上させることです。
新しい機器や使用経験が少ない機器の調整は上司や先輩、メーカーの方に教えていただく勉強の毎日です。部内外問わず多くの方々との交流を大切にし、多くの知識を吸収し成長していきたいと思います。
確かな技術で高い品質管理の実現に向けて挑戦を続けていきたいです。
今後も高品質な製品をお届けし、高圧化学に仕事を頼んでよかったと思っていただけるような会社を目指し、積極的にチャレンジしていきたいです。
当社へのお問い合わせは、お電話とメールにて承っております。
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荒川化学工業株式会社 ファイン・エレクトロニクス事業部 ファイン部門
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